LED直管ランプは蛍光灯の代替品として注目を浴びています。
大手コンビニやスーパー、自動車のショールーム、都道府県庁や市区町村役場も、どんどんLED照明に変わっています。
インショップなどは、デベロッパー側がLED以外の照明は認めない!というところも出始めています。

ところが、黎明期であるためか、その性能は千差万別!
安いだけが「良い商品」とはいえません。
中には、結果的に蛍光灯よりも高くつくモノや、健康障害を起こすものも…!?

※高いだけで性能の劣る商品もあるので、「高ければ良い」というわけではありません。

安価なLEDランプはどこが問題?

最近、急速に安くなってきたLED直管ランプ。
電気代節約のために、検討されている方も多いと思います。

イニシャルコストを下げるため、安い方がいい!

というご意見はごもっともなのですが、スペックや生産国を確認して、吟味して選ばなければ、結果的に損をする場合もあります。

特に、価格3000円以下/本の商品は注意が必要です!大量発注前に、必ずサンプルを取り寄せてください。

《注意が必要な理由》

  1. ノイズが発生するものがあります。当社で購入したサンプルも、通電させて耳を済ますと「ブーン」という音が聞こえます。これを数十〜数百本取り付けるのは、得策ではありません。音の原因はDCコンバータに起動電流用のリミッターやサージキラーがついていないため。よく、”2年程度で破損した”と嘆かれる方がいらっしゃいますが、音の出るLEDランプは要注意!です。
  2. 一次側にヒューズ等の保護が入っていないものがあります。LEDランプの中に電源が内蔵されているのですが、電源にヒューズや保護回路が入っていないものがあります。見た目では判断がつかないので判断が難しいのですが、3000円以下の商品を分解して、保護回路がついていたものは、今のところひとつもありませんでした。
  3. コンバータの出力電圧が高く、過電流で発熱・発火の可能性があります。海外では40Wタイプは1500lm前後の照度が主流です。ところが、品質にうるさい日本人は、今の蛍光灯より部屋が暗くなることを嫌うため、2000lmが好まれます。

ここに、大きな落とし穴があります。

電源部海外製品を日本向けに輸入する際、1500lm設計のランプに発光体だけ増加して、2000lmにして販売されています。つまり、コンバータに過電流が流れ、負荷がかかっています。これにより、わずか2年程度で故障したり、発熱や発火する事故が増えています。

長時間使用する工場や店舗では、海外製品はおすすめできません。
また、国内ブランドであっても、海外製品のOEMとみられる商品が多いため、注意が必要です。

配線工事不要は本当に大丈夫?

グローなら配線工事不要!というランプも最近は売られるようになりました。
しかし、結論から言えば、安全のためにもコスト削減のためにも、安定器を取り外す配線工事をおすすめします。

安定器配線工事不要でも、安定器から供給される余分な電圧によって、LED回路がダメージを受けます。数年で点灯しなくなったり、過熱して焼けつく恐れがあるので、決しておすすめはできません。

また、安定器の消費電力は約4〜5W程度あります。たとえ、配線工事を1000円/台 支払っても、3年で回収できます!

差し替えると点かない「片側給電」が増えてきたのはなぜ?

LED両側給電取り外しの際、両端を触ってしまい、感電する事故が増えたためです。

大手メーカーを中心に片側給電タイプに変わっていますので、将来、ランプの付け替えをする可能性も踏まえて、片側給電タイプがおすすめです。

チラツキや色温度の高い照明で健康障害も!

チラつくLEDは要注意!

法の“空白地帯”でLEDトラブル、札幌市

上のリンクにもあるように、LED直管ランプにより健康被害を訴えるケースもあります。
ひとつは、LED特有の「フリッカー」と呼ばれる現象。
LEDは直流電圧を必要としますが、交流電圧(100VAC)を直流に変換するコンバータと呼ばれるパーツが入っています。
このままだと、1秒間に50Hzで100回、60Hzで120回、オンオフを繰り返してしまいます。
相当早いスピードなので、ただ見ているだけでは気付かないのですが、使い続けると、約半数弱の人が違和感を覚えるまでになります。
※先述記事参照。

チラつきのあるLEDかどうか、簡単に見分ける方法があります。
デジカメや携帯電話のカメラなどで何枚か撮影すると、
他社照明との比較チラツキ
写真上のランプのように、ボコボコとしていたり、半分だけ光るなど、光ムラがあるものはフリッカーしています。
写真下のランプのように、ほとんど均一に点灯しているものは、フリッカー対策されているものです。
ちなみに、下が当社製品です。

色温度が高すぎて”寒々とした照明!?”

もう1点、注意しなければならないのは、「色温度」です。
「LEDに変えると照明が寒々しくなった!」という声も聞かれますが、LED自体は蛍光灯と違い、どんな色でも発行できるので、蛍光灯と比べて”光が寒々しくなる”ということはありません。

もし、そう感じるとすれば、ランプの仕様を疑ってください。

一般的な蛍光灯は4000〜5000kなので、代替品として用いられるLED直管ランプも同じ5000kのものが多いのですが、仕様では「5000k」となっていても、もっと高い(白い)LEDランプがあります。

例えば、
色温度比較
写真下のランプは、当社がJIS規格に則って計測した色温度5000kのランプです。
写真上のランプは、仕様には「5000k」と書かれているランプですが、明らかに当社ランプより白く見えます。
これは、光束(ルーメン)をごまかすために白くしているためなのです。
ランプは、白くすればするほど、照度が上がります。
性能が劣るLEDランプでも、白くすることで、2000lmに近い照度を出すことができます。
色温度を一般の方が計測するのは難しいので、信頼できる比較対象のLEDを1本購入するか、蛍光灯の昼白色と比較してみてください。
”白いLED”は要注意!です。

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